リンク植物について

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リンク植物について


● はじめに

今回は「リンク植物のサイドチェンジやカードの採用、不採用理由などについて」書いていこうと思っている為、展開の解説や植物が全然わからない人向けにはなっていません。ご了承くださいm(_ _)m



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1.現在の構築について、新たなカードの採用理由


2.質問箱に多かった質問について(主にサイドチェンジについて)


3.後攻で意識すること


4.現環境でのリンク植物の評価


5.最後に


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1現在の構築について、新たなカードの採用理由


まず、先週使った現在の構築です。

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以前使っていた構築に

メインの【墓穴】の増量

【リブート】のメイン採用

エクストラの【トロイメア・フェニックス】の採用

などが大きな変化ですね。



メインの【墓穴】の増量

単純に先攻で持っていて強いパワーカードである為、また、彼岸相手では後攻でも有効なカードなのでメインの増量を考えました。

しかし、3枚入れるとなると、このカードは展開に必要なカードでは無い為、重ね引いた時に事故の要因にも繋がります。せっかく先攻を取れていても事故を起こしてしまっては本末転倒なので採用枚数は2枚に抑えました。


【リブート】のメイン採用

やはりメインの【無限泡影】の採用枚数が増えてきている為、こちらもメインに採用をする方向に変化しました。

それに伴い、メインの【増殖するG】が抜けています。これは僕の構築だけで無くメイン【リブート】の採用されている植物の多くが抜けているようです。

この変化について、僕はこう考えています。

まず、勘違いをしないでほしいところは「メインの構築を完全に先攻へ寄せているわけでは無い」です。何故なら現環境のデッキで先攻展開で罠を構えないデッキは植物ミラーくらいなのでもし、後攻になった時も引けば必ず有効に働きます。

そして、【増殖するG】より優っている点も多いのです。

何故なら「このデッキは【増殖するG】で引いて強いカードが多いわけではない」ので【増殖するG】を打っても23枚引かせる突っ張った展開をされるととても厳しい場面が多いです。

しかし、【リブート】を持っていれば確定で相手の妨害を1枚越えることができます。

つまり、不確定のドローより確定の妨害との1枚交換の方がこのデッキでは強いと思っています。

また、僕の構築では【闇の誘惑】が採用されている為、「ドローで引いても強い」という点でも【リブート】が優っています。

※【リブート】の採用枚数が2枚なのは上記の【墓穴】と同じです。


エクストラの【トロイメア・フェニックス】の採用

アカシック】が抜けました。理由としては【キュリオス】を作る時に必要だった闇属性モンスターが【アカシック】が無くても足りるようになったからです。

そのポジションとして現在使われているのは【トロイメア・ユニコーン】です。【ユニコーン】の採用自体はだいぶ前から行われていたのですが、展開の中で【ユニコーン】をうまく混ぜる方法を思いついたのが最近だったので先週のCSからこの構築になりました。

【フェニックス】自体の評価ですが、非常に高いです。後攻での強さはもちろん、先攻でも横向きのマーカーを持っているので、初動の展開で【リンクリボー】を使用してしまっていても、【ファイアウォール】相互2の盤面を作りやすくなりました。

また、相手の妨害により展開しきれない場合、【ファイアウォール】相互リンクの状態に【フェニックス】を絡めれば戦闘破壊から守ることができる盤面を作れる為、非常に強力です。




2質問箱に多かった質問について(主にサイドチェンジについて)


サイドチェンジ

【さくら】などによりワンキル不成立が確定した時に作る盤面

【スポーア】【ジェットシンクロン】などの展開に直結して必須ではないカードの採用不採用理由


サイドチェンジ

まず、相手のデッキがわからずにメイン戦が終わり、何を入れていいかわからない時→基本的に次はもちろん後攻想定。入れるカードは広く見れるカード(相手をあまり選ばずに強いカード)です。例を挙げるなら【拮抗勝負】【ハーピィの羽根箒】【リブート】はかなり優先順位が高いカード達で、次いで【無限泡影】や【増殖するG】が候補として上がってきます。

次にサイドチェンジを行う時、メインデッキから抜くカードの候補→これは人によっていろいろ考え方はあると思いますが、僕は基本的に展開に直結して必須なカード以外のカードで複数枚採用されているカードをよく抜く候補に入れています。例えば、【デストルド】の2~3枚目や【ダーリングコブラ】【闇の誘惑】先攻時のみパワーの高い【シェードブリガンダイン】などが抜く候補になります。

次に先攻でのサイドチェンジ→これに関してどのデッキ相手でもほぼ一貫して【墓穴】3枚目の投入【リブート】1枚の投入で固定しています。現構築だとメインの【リブート】1枚を【墓穴】に差し替えるだけなので、非常に簡単です。

最後に【シャドール・ドラゴン】【ファーファレル】→これについては非常に質問が多くきていました。【ファーファレル】はサイドの【ツインツイスター】が抜けることに伴い不採用になってしまいましたが、【シャドール・ドラゴン】については現在も採用されています。使用方法ですが、主に入れる相手は先攻で罠を構えるデッキに【終末の騎士】1枚で相手の罠を踏める点が非常に優秀で何度も助けられています。召喚権を使ってしまうのが厳しい場面はあると思いますが、時には【おろかな埋葬】で【シャドール・ドラゴン】を落とすことによって実質【サイクロン】に変化してくれたり使い方は様々です。


【さくら】などによりワンキル不成立が確定した時に作る盤面

人によってはエクストラリンクを狙う為、【トロイメア・マーメイド】などが採用されていたりします。

しかし、僕は【マーメイド】まで入れて【さくら】というピンポイントのメタに対して貴重なエクストラの1枠を使いたくは無いと思っています。また、メインに【イヴリース】を採用しているのもあまり好みには合わず、【イヴリース】は引いてしまった時が非常弱く、展開に必須のカードではない為、不採用です。

これを踏まえて、僕は【さくら】などを打たれ、ワンキルができないことが確定した時点でファイアウォール】で妨害を作る事にシフトします。なるべく相互2以上の【ファイアウォール】を目指します。【フェニックス】の採用により戦闘破壊耐性を付けることも可能になった為少しは妨害として有力になりました。

また、先攻展開とは違った話になりますが、相手があらかじめ【増殖するG】を発動していて、【さくら】などを打たれた場合、ライブラリアウトを狙います。


③【スポーア】【ジェットシンクロン】などの展開に直結して必須ではないカードの採用不採用理由

【スポーア】は現状展開に必須のカードでは無いです。しかし、必須カードレベルで使用する機会が多いです。

理由としてはレベル変化効果により【にん人】と合わせ【ナイアルラ】を作れるところにあります。基本展開の例では植物の枚数が足りませんが、実際の試合では植物の枚数がプラス12されることが多く、その場合、スポーアで除外する余裕ができます。そうなると初動で【ナイアルラ】が立てられずとも展開の途中で【ナイアルラ】を作ることができます。

一番多く使われるパターンで言うと、【オフリス】から展開を始めた時に【ジャスミン】でリリースできるモンスターを用意できる場合、【ミレニアムアイズ】をフィールドに残し、【うさぎ】などの誘発1枚をケアしながら動くことができます。

しかし、【ミレニアムアイズ】も展開の最後には墓地へ行ってしまい、せっかくケアしていた【うさぎ】などの誘発を打たれてしまいます。その問題を解消するために展開の途中で【ナイアルラ】を出すことができる【スポーア】は必要という結論に至りました。


【ジェットシンクロン】の不採用理由について→とても便利なカードで使っている時何度か助けられる場面がありました。

しかし、【墓穴】や【リブート】の採用を考えた時に抜く候補として植物でも無く展開に直結して必要なわけでも無いカードとして【ジェットシンクロン】か挙げられ、今回抜くことになりました。

また

1.【イービル・ソーン】の採用により召喚権被りが気になっている。

2.【闇の誘惑】の採用により闇以外のモンスターを極力減らしたい。

この2点も大きな理由です。




3後攻で意識すること


これに関しても質問が多かったです。

まず、後攻で妨害を踏む時考えることは何を囮にして妨害を踏むかだと思っています。

リンク植物最大の展開の要は【ジャスミン】です。ここを通せないとほぼ何をやっても負けだと思っているので【ジャスミン】を全力で通しにいくために以前は【ハリファイバー】や【ソーサレス】を囮に相手の妨害を踏んでいました。

最近ではトロイメアの登場により今まで囮として【ハリファイバー】や【ソーサレス】を使って相手との駆引きをしていましたが、その必要が無くなってきました。(確定で相手の妨害を踏めるようになったから)

あとは、こちらの手札次第ですがやはり後攻を捲るのは大変です。しかし、この「囮にする」という考えがあれば蘇生系のカードを持っている時などに非常に捲りやすくなると僕は思います。


上記の「他のカードを囮にして通したいカードを通しにいく」のは先攻展開の時も似ています。

勿論こちらの手札次第にはなりますが正直【ハリファイバー】や【ソーサレス】はいくら通らなくても展開のしようがありますが、【ジャスミン】や【キュリオス】にだけは【うらら】や【ヴェーラー】をもらってはワンキルができません。

だからと言って相手も【ハリファイバー】や【ソーサレス】を通したくは無いので、まずそこで手札誘発をもらいにいけるというように考えましょう。




4現環境でのリンク植物の評価


現環境デッキに対してリンク植物の総合的な相性を僕なりに考え、A.B.C.Dの4段階で評価していきたいと思います。


※リンク植物側が有利A>不利がD


1.セフィラに対して:B

現環境で【ガンマ】を採用していていながら強い、唯一のデッキだと思っています。【ガンマ】は【ミレニアムアイズ】の効果でケアする事ができなく、打たれたら非常に厳しい手札誘発です。

こちらが後攻の場合、【九支】や【神撃】を構えられますが、もともとある程度捲れていた試合が多く、更に【リブート】の採用により捲りやすくなってきている点では評価が上がり、総合的には「B」になりました。


2.魔術師に対して:B

魔術師は手札誘発の種類、枚数ともに環境の中で多い方ではない為、こちらが先攻であればやりやすい相手だと思います。しかし、最近では【深淵に潜む者】の採用が見受けられ、こちらが後攻の場合、出されるとほぼ詰みに等しいです。今後、何らかの対策は考えなくてはならないと思うのですが、現状は【深淵に潜む者】の存在だけで評価は「B」となります。


3.彼岸に対して:A

自分が先攻の時、さくらなどの誘発を打たれた場合に作る盤面(相互2ファイアウォール】など)が比較的他のデッキより刺さるのでまず、評価が高いです。

次に自分が後攻の時、【墓穴】を無理せず入れられるところも強いです。

他のデッキに対しては後攻で【墓穴】を残すことは難しいですが、彼岸相手では相手の【ファーファレル】【アリキーノ】【ダンテ】などに打てる為、後攻でも3枚入れておけます。

そして、その【墓穴】を「相手の妨害を踏むカード」+「こちらの使う妨害」として無駄なく使える為、彼岸への相性は「A」と考えています。


4.オルターガイストに対して:C

理由としてまず、メインに【無限泡影】がほぼ確定で入っているところです。

他のデッキに対してのメイン戦ではある程度割り切って【無限泡影】をケアせずに展開することがありますが、相手がオルターガイストとわかってしまったらケアすることを常に考えなくてはいけません。(できないことがかなり多いですが

また、メインの手札誘発が非常に多く、先攻を取っても回しきれないことが良く見られます。

その為、オルターガイストに対しては「C」の不利寄りのデッキと評価されます。


5.リンク植物に対して:

一定以上のセオリーとプレイングが備わっていれば、あとは拳と拳の勝負です!笑




5最後に


ここまで長々と読んでいただきありがとうございます。

最後に「植物が規制されたらどうしますか?」などの質問が多かったので、そこにつきまして。

今期は植物という自分のとても好きな動きのデッキを握れたのでひたすら植物を使っていましたが、来期はもっといろいろなデッキを考えたり、使っていきたいと思っています!

フォロワーさんの中には僕の【インフェルノイド】や【インフェルニティ】を楽しみしてくれている方も多いので試行錯誤してみます‼︎


久しぶりのブログ

書いていてとても楽しかったです。

質問などありましたら


しの@Strike1105


までリプライを送ってくださいm(_ _)m


最後まで読んでいただき

ありがとうございました!